秋は「秋の髪荒れ」に注意!夏のダメージをリセットする集中ケア
- 才野 栄治
- 9月21日
- 読了時間: 3分

厳しい日差しが降り注いだ夏が終わり、ようやく過ごしやすい季節になりましたね。
でも、**「なんだか髪がパサつく…」「カラーの色持ちが悪くなった…」「頭皮がベタつきやすい」**と感じていませんか?
実は、秋は髪にとって「秋の肌荒れ」ならぬ「秋の髪荒れ」が起こりやすい季節。夏の間に受けた紫外線やエアコンによる乾燥、汗や皮脂の過剰分泌といったダメージが、この時期に一気に表面化するからです。
今回は、そんな夏のダメージをしっかりリセットし、健康で美しい髪を取り戻すための集中ケアについてお伝えします。
秋に起こりがちな髪の3大トラブル
1. パサつきとツヤの低下
紫外線は、髪の内部の水分やタンパク質を破壊し、表面のキューティクルを剥がれやすくします。その結果、髪はスカスカになってパサつき、ツヤのない状態になってしまいます。
2. 頭皮のトラブル
夏の汗や皮脂が毛穴に詰まり、頭皮のべたつきやニオイの原因に。また、日焼けした頭皮は乾燥しやすく、かゆみやフケを引き起こすこともあります。
3. カラーの色落ちの加速
紫外線は、カラーの色素を分解する作用があります。夏の間に無防備に紫外線を浴びてしまうと、せっかくのヘアカラーが予定よりも早く色落ちしてしまうのです。
今すぐできる!夏のダメージをリセットする集中ケア
1. 週に1回の「集中トリートメント」
日々のトリートメントに加えて、週に1回、保水・保湿成分や補修成分がたっぷり配合されたスペシャルな集中トリートメントを取り入れましょう。髪の内部にまでしっかり栄養を届けることで、ダメージでスカスカになった髪を内側から補修し、潤いとツヤを回復させます。
2. 頭皮専用アイテムで「毛穴クレンジング」
シャンプー前に頭皮専用のクレンジングやローションでマッサージして、夏の間に溜まった毛穴の汚れをスッキリ落としましょう。頭皮環境を整えることで、健康な髪が生えやすくなります。「いい髪は良い頭皮から」です。
3. ドライヤーの前に「洗い流さないトリートメント」
夏のダメージで弱った髪は、ドライヤーの熱でもさらに傷みやすくなっています。ドライヤーの前に、熱から髪を守る成分が配合された洗い流さないトリートメントを必ずつけましょう。潤いを閉じ込め、パサつきや広がりを抑える効果もあります。
4. サロンでプロに任せる「秋のメンテナンス」
ご自宅でのケアに加えて、プロの力を借りるのも効果的です。
集中トリートメント: サロンで行うシステムトリートメントは、髪の内部から外部まで、複数のステップで徹底的に補修します。その効果は、市販のトリートメントとは比べ物になりません。
ヘッドスパ: 専門的なヘッドスパで、頭皮の汚れをしっかりと除去し、血行を促進。乾燥やかゆみといったトラブルも改善し、健康な髪が生える土台を整えます。
【まとめ】
秋は、夏の思い出を振り返りながら、髪のメンテナンスをするのに最適な時期です。
「集中トリートメント」「頭皮クレンジング」「洗い流さないトリートメント」の3つのケアを意識するだけで、見違えるように髪の状態は良くなります。
この時期にしっかりとケアしてあげることで、乾燥が本格化する冬も、美しい髪をキープできますよ。
【お知らせ】
当サロンでは、お客様の夏のダメージレベルに合わせて、最適な集中ケアメニューをご提案しています。髪のお悩み、ぜひお気軽にご相談くださいね。
【執筆者略歴】
才野 栄治
1969年6月広島県生まれ
1985年美容師に3店店舗で経験
2000年4月神戸元町にhair design Ray'zをオープン
2012年2月三宮に移転、くせ毛に特化したサロンに
【資格・実績】
美容師免許
管理美容師免許
美容師歴40年
延べ10万人を担当
講師活動、延べ1.000人を指導
TV出演、雑誌掲載多数
受賞経験、カットコンテスト入賞など
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