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毎日ブラッシングしていますか?プロが教える正しいやり方と選び方!

  • 執筆者の写真: 才野 栄治
    才野 栄治
  • 8月27日
  • 読了時間: 4分
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「ブラッシングは、ただ髪をとかすだけ」 そう思っていませんか?

実は、毎日のブラッシングは、髪のツヤ・まとまり・手触りを格段にアップさせる、最も簡単で効果的なヘアケアです。しかし間違ったやり方をすると、かえって髪を傷つけてしまうこともあります。

今回は、美しい髪を育むための正しいブラッシングのやり方と、ブラシの選び方について、美容師が徹底解説します。


【ブラッシングが大切な理由、3つのメリット】


ブラッシングには、単に髪をとかすだけではない、嬉しい効果がたくさんあります。

  1. ツヤとまとまりがアップする ブラッシングで髪の表面のキューティクルが整うと、光をきれいに反射し、髪に自然なツヤが生まれます。また、絡まりが解けることで、髪全体がまとまりやすくなります。

  2. 頭皮の健康を保つ ブラシで頭皮を優しくマッサージすることで、血行が促進され、髪に栄養が届きやすくなります。また、毛穴の汚れを浮き上がらせる効果もあるため、健康な髪が生える土台作りにも繋がります。

  3. 髪や頭皮の汚れを落とす ブラッシングは、髪の表面についたホコリや花粉、フケなどの汚れを落とす効果があります。シャンプー前にブラッシングをするだけで、汚れが落ちやすくなり、シャンプーの泡立ちも良くなります。


【これが正しいブラッシングの3ステップ】


間違ったブラッシングは、髪に摩擦を与え、キューティクルを傷つける原因になります。以下のステップを意識して、優しく丁寧にブラッシングしましょう。


① ブラシ選び:髪質と悩みに合わせて選ぶ


正しいブラッシングは、ブラシ選びから始まっています。

  • 猪毛・豚毛ブラシ: 髪にツヤを与えたい、ハリコシのある髪の方におすすめ。天然の油分が髪になじみ、美しいツヤが出ます。

  • ナイロン・プラスチック製ブラシ: 絡まりやすい髪や、濡れた髪をとかすのに適しています。絡まりを無理なく解くことができるので、摩擦によるダメージを軽減します。

  • クッションブラシ: 頭皮マッサージも兼ねたい方におすすめ。ブラシの台座が柔らかく、頭皮に優しくフィットします。


② 乾いた髪に毛先からブラッシング


  • いきなり根元からブラッシングするのはNGです。毛先の絡まりを無理に引っ張ってしまい、髪を傷つけます。まず毛先から優しく絡まりを解き、次に髪の中間、そして根元へと少しずつブラッシングする範囲を広げていきましょう。


③ 根元から毛先に向かってとかす


  • 髪全体に絡まりがない状態になったら、ブラシを頭頂部から毛先まで、ゆっくりと丁寧にとかしましょう。

  • 力を入れすぎず、髪の表面を滑らせるようにとかすのがポイントです。


【こんな時はブラッシングしないで!】


  • 髪が濡れた状態: 髪は濡れているときが最もデリケートです。キューティクルが開いているため、ブラッシングすると摩擦で簡単に傷ついてしまいます。(お風呂でのトリートメントの時などは荒めのクシでなじませてください。)

  • スタイリング後: カールやストレートのスタイルを崩したくない場合は、ブラッシングは控えましょう。


【まとめ】

毎日の習慣を美髪ケアに変えよう!


ブラッシングは、今日からすぐに始められる美髪習慣です。

  • 優しく丁寧に

  • 乾いた状態で

  • 毛先から順に

正しいやり方をマスターして、髪本来のツヤと健康を取り戻しましょう。


【お知らせ】

当サロンでは、お客様の髪質に合ったブラシやヘアケア方法についてのアドバイスも行っています。髪のお悩みがありましたら、お気軽にご相談ください。


【​執筆者略歴】

  • 才野 栄治

  • 1969年6月広島県生まれ

  • 1985年美容師に3店店舗で経験

  • 2000年4月神戸元町にhair design Ray'zをオープン

  • 2012年2月三宮に移転、くせ毛に特化したサロンに

【資格・実績】

  • 美容師免許

  • 管理美容師免許

  • 美容師歴40年

  • ​延べ10万人を担当

  • 講師活動、延べ1.000人を指導

  • TV出演、雑誌掲載多数

  • 受賞経験、カットコンテスト入賞など


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