ヘアオイル、間違った使い方してませんか?
- 才野 栄治
- 9月30日
- 読了時間: 3分

「髪にいい」と思って何気なく使っているヘアオイル。でも実は、使い方を間違えると 髪を傷めてしまう原因 になることもあるんです。
今回は、美容師が教える「「正しい使い方、ダメな使い方」をご紹介します。
ヘアオイルは2種類あるって知っていますか?
実は、ヘアオイルには ケア用 と スタイリング用 の2つのタイプがあります。
ケア用オイル
お風呂上がりの濡れた髪に使う
髪の内側まで浸透して、乾燥や熱ダメージから守る
まとまりが良くなる
スタイリング用オイル
朝のセットや巻き髪の仕上げに使う
髪の表面にツヤを出して、湿気やうねりを防ぐ
束感やウェット感を演出できる
*商品説明に「濡れた髪に」「ドライヤー前に」と書かれているのはケア用。「仕上げに」「ツヤ出し」「束感」とあればスタイリング用です。
ポイント① つける量
「しっとりさせたい!」と思って、たくさんつけていませんか?実はこれ、大きな間違い。ベタつきやペタンとした仕上がりの原因になります。
目安の量は…
ショート〜ボブ:1〜1.5プッシュ
ミディアム〜ロング:2〜3プッシュ
ロング・毛量が多め:4〜6プッシュ
*つける場所は 中間〜毛先のみ。根元や頭皮には絶対にNG!頭皮トラブルの原因になってしまいます。
ポイント② タイミングを間違える
ケア用オイル → タオルドライ後の濡れ髪に・乾いた後に
スタイリング用オイル → 巻いた後やセットの最後に
「とりあえずどのタイミングでもOK」というわけではないんです。
ポイント③ アイロン前に使う場合
これは特に注意してほしいポイント!アイロン前にオイルをつけると、オイルが熱を吸収して フライパンで髪を焼いている状態 に…。
髪の水分が一気に蒸発して、タンパク質が変性(硬くなる現象)してしまいます。しかも一度起こると元に戻らないんです。
*熱から守りたい時は、「ヒートプロテクト」などの表記のある洗い流さないトリートメントを使いましょう。
【まとめ】
ヘアオイルは正しく使えば髪にとって頼れる存在ですが、使い方を間違えると逆効果に。
種類を見分けて、ケア用とスタイリング用を使い分ける
適量を守り、中間〜毛先だけにつける
アイロン前には絶対に使わない
ちょっと意識を変えるだけで、髪はもっとサラツヤに生まれ変わります。今日からぜひ、正しい使い方を取り入れてみてください。
【お知らせ】
当サロンでは、お客様の家でのヘアケアのアドバイス、最適なサロンケアメニューをご提案しています。髪のお悩み、ぜひお気軽にご相談くださいね。
【執筆者略歴】
才野 栄治
1969年6月広島県生まれ
1985年美容師に3店店舗で経験
2000年4月神戸元町にhair design Ray'zをオープン
2012年2月三宮に移転、くせ毛に特化したサロンに
【資格・実績】
美容師免許
管理美容師免許
美容師歴40年
延べ10万人を担当
講師活動、延べ1.000人を指導
TV出演、雑誌掲載多数
受賞経験、カットコンテスト入賞など
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