シャンプー&トリートメント、美容室のと市販の違いって何?美容師が本音で解説
- 才野 栄治
- 5月23日
- 読了時間: 3分
更新日:7月9日

「シャンプーやトリートメントって、どれを選べばいいの?」「美容室のは高いけど、そんなに違うの?」こうした疑問は多くのお客様が抱えています。
結論から言うと、市販品とサロン専売品は“目的”も“効果”もまったく違います。この記事では、美容師の目線から、シャンプーとトリートメント両方の違いをわかりやすくお伝えします!
【市販とサロン専売品の一番の違い】
ズバリ、「誰にでも合うように作られているか 、あなたの髪のために作られているか」です。
① シャンプーの違い
◆ 市販のシャンプー
メリット:
手頃な価格、コンビニやドラッグストアで手に入る
泡立ちや香りが良く、使った満足感がある
デメリット:
高級アルコール系の界面活性剤を使い洗浄力が強く、頭皮や髪への負担が大きい
傷んだ髪には必要な保湿・補修成分が不十分
香料やシリコンで“ごまかす”設計
◆ 美容室のシャンプー(サロン専売品)
メリット:
髪質・頭皮タイプに合わせて選べる(乾燥肌、敏感肌、脂性肌など)
洗いすぎず、保湿・補修しながら洗う設計
カラーやパーマの持ちが良くなる
デメリット:
市販より価格はやや高め
髪質に合ったものを選ぶにはアドバイスが必要
② トリートメントの違い
◆ 市販のトリートメント
メリット:
表面をコーティングし、ツヤ感や手触りをすぐに実感しやすい
香りが良く長く残るタイプも多い
デメリット:
内部補修よりた見た目の質感”重視
長期的に見て髪の健康には物足りない
◆ 美容室のトリートメント
メリット:
髪の内部(コルテックス)に必要な栄養成分をしっかり届ける
髪の悩みに合わせて調合・施術できる
回数を重ねることで、本来の髪質が改善される
デメリット:
単発よりも継続的なケアが必要
自宅ケアも併用することで効果が持続
③ 目的別!おすすめの使い分け方
目的 | シャンプー | トリートメント |
コスパ重視 | 市販品 | 市販品(保湿タイプ) |
カラー・パーマの持ちを良くしたい | 美容室専売品 | 美容室専売品(内部補修型) |
髪の手触りをすぐ良くしたい | 市販品or美容室専売品 | 市販品or美容室専売品 |
本気で髪質改善したい | 美容室専売品 | 美容室専売品+定期的なサロントリートメント |
【美容師の本音アドバイス】、
「高ければいい」というわけではありませんが、でも髪は“素材”が命。シャンプーとトリートメントは、毎日必ず使うものだからこそ、ちゃんと選べば数ヶ月後の髪に大きな差が出ます。
自分に合ったアイテムを選ぶには、プロの目線が必要です。迷ったときはぜひ美容師に相談してくださいね。
【まとめ】
市販品 → 香り・手軽さ・コーティング重視
美容室専売品 → 頭皮や髪の悩みに合わせた設計で、内部からのケアが可能
毎日のヘアケアが、「流すだけの習慣」から「育てるケア」に変わると、髪は本当に変わります!
【お知らせ】
当店では、髪質や頭皮の状態に合わせたシャンプー&トリートメントのご提案を行っています。初回カウンセリングは無料、お気軽にご相談ください!
また、LINE公式アカウント・Instagramでは“ホームケア相談”も受付中!
【執筆者略歴】
才野 栄治
1969年6月広島県生まれ
1985年美容師に3店店舗で経験
2000年4月神戸元町にhair design Ray'zをオープン
2012年2月三宮に移転、くせ毛に特化したサロンに
【資格・実績】
美容師免許
管理美容師免許
美容師歴40年
延べ10万人を担当
講師活動、延べ1.000人を指導
TV出演、雑誌掲載多数
受賞経験、カットコンテスト入賞など
コメント