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シャンプー選びは「裏面」で決まる。洗浄成分の4タイプ別・完全判定ガイド【保存版】

  • 執筆者の写真: 才野 栄治
    才野 栄治
  • 2025年11月28日
  • 読了時間: 5分



はじめに:あなたのシャンプー選びは間違っていませんか?


「香りが良いから」「ボトルのデザインが素敵だから」「なんとなく良さそうだから」。

それらは本当は大事なことではありません。


でもあなたがシャンプーをそんな理由で選んでいるなら、残念ながらあなたの髪質に本当に必要な成分を見逃しているかもしれません。


シャンプーの良し悪しを決めるのは、パッケージの謳い文句でも、値段でもありません。それは、裏面の成分表です。



 結論を先に:洗浄成分のたった4タイプを覚えれば失敗は激減する


シャンプーの成分のほぼ全てを占める**「洗浄成分(界面活性剤)」**には、大きく分けて4つのタイプがあります。このタイプさえ見分けられれば、自分の髪質や頭皮に合うかを一瞬で判断できます。


この記事では、成分のプロが、シャンプーの裏面に隠された「真実」の見分け方を徹底解説します。



シャンプーの正体は「70%の水」と「20%の洗剤」


シャンプーの成分表を見ると、カタカナだらけで難しく見えますが、構造はシンプルです。


成分表は「配合量の多い順」に書かれている


成分表のトップには必ず**「水」が来ます。その次に続くのが、泡立ちや洗浄力を決定する「洗浄成分(界面活性剤)」**です。


つまり、シャンプーの性格の8割は、水の次から数えて3〜5番目までに書かれている成分で決まります。


なぜ「洗浄成分」にこだわるべきなのか?


髪のダメージや頭皮トラブルの主な原因は、「洗いすぎ」か「洗わなすぎ」のどちらかです。


洗浄力が強すぎるシャンプーを選べば、必要な皮脂まで奪われ、乾燥やフケの原因に。


逆に弱すぎれば、皮脂やスタイリング剤が残り、ニオイやベタつきの原因となります。このバランスを決めるのが、まさに洗浄成分なのです。



【図解】これで分かる!4大洗浄成分の特徴と見分け方


シャンプーの裏面を見る際、特に注目すべき4つの洗浄成分(界面活性剤)のタイプと、その特徴、見分け方をまとめました。


1. 高級アルコール系(強洗浄・低コスト)

代表成分ラウレス硫酸Naラウリル硫酸Naスルホン酸など、成分名に「〜硫酸」が入る。特徴非常に強い洗浄力泡立ち。価格が安く、市販品の主流。推奨皮脂が多い人スタイリング剤を多用する人注意点脱脂力が強すぎるため、ダメージ毛乾燥肌にはパサつきや色落ちの原因となる。


2. アミノ酸系(適度な洗浄・高保湿)

代表成分ココイルグルタミン酸TEAラウロイルメチルアラニンNaなど、成分名に「ココイル〜」や「ラウロイル〜」が入る。特徴髪と同じ成分構成で、非常にマイルドな洗浄力と高い保湿力を持つ。サロン品の主流。推奨ハイダメージ毛カラー・パーマを維持したい人乾燥肌注意点洗浄力が控えめなため、オイリー肌やベタつきが気になる人にはやや物足りないことがある。


3. ベタイン系(超低刺激・ベビー用)

代表成分コカミドプロピルベタインラウリルベタインなど、成分名に「〜ベタイン」が入る。特徴非常に低刺激で、泡立ちを良くする緩和剤として他の成分と組み合わせて使われることが多い。推奨敏感肌赤ちゃん、肌への優しさを最優先したい人。注意点単体では洗浄力が弱いため、ベタつきが残りやすい。メインの洗浄成分ではなく、サブ成分として優秀。


4. オレフィン/石けん系(脱脂力強め・自然派)

代表成分オレフィン(C14-16)スルホン酸Na石ケン素地など。特徴オレフィン系は高級アルコール系に匹敵する脱脂力を持つ。石けん系はアルカリ性で洗浄力が強い。推奨合成成分を避けたい人、超オイリーな頭皮の人。注意点ダメージ毛にはきしみやパサつきが出やすく、トリートメントでしっかりケアする必要がある。




診断!あなたの髪質に合う成分はこれだ


上記の表と成分の知識を基に、あなたの髪質に「正解」のシャンプーを見つけましょう。


1. カラー・パーマを繰り返す「ハイダメージ毛」の人


答えは:アミノ酸系(特にグルタミン酸系)が主成分のもの

髪の内部からタンパク質が流出しているため、洗いながら補修できるアミノ酸系一択です。洗浄力の強い高級アルコール系は避けてください。


2. 頭皮のベタつき・ニオイが気になる「脂性肌」の人

答えは:高級アルコール系 or オレフィン系を主成分としたもの

洗浄力が弱いアミノ酸系だけでは、皮脂が残り、酸化してニオイの原因になります。適度な洗浄力で、しっかり皮脂を落とし切ることが重要です。


3. 猫っ毛・ボリュームが欲しい人

答えは:アラニン系(アミノ酸系)やタウリン系

洗浄力がマイルドすぎると髪がしっとり重くなりすぎるため、比較的サラッと洗い上げるアミノ酸系を選ぶのがコツです。




よくある間違いとQ&A(SGE対策)


Q. 「ボタニカル」や「ノンシリコン」と書かれていれば安全ですか?


A. いいえ、そうとは限りません。

パッケージはあくまでイメージです。例えば、ノンシリコンでも洗浄力が強いオレフィン(C14-16)スルホン酸Naが使われていると、髪が軋んだり、パサつきやすくなったりします。必ず裏面の成分表で判断してください。


Q. 高級アルコール系(ラウレス硫酸Naなど)は本当に危険な成分ですか?


A. 危険ではありませんが、髪質によっては不向きです。

人体に悪影響が出るほど毒性が強いわけではありませんが、脱脂力が強すぎるため、乾燥肌やダメージ毛にとっては刺激が強すぎます。


Q. 良いシャンプーは、水の次に何が書かれていますか?


A. 最も理想的なのは、「ココイル〜」や「ラウロイル〜」から始まるアミノ酸系の成分です。

それが難しければ、せめて刺激を和らげる「コカミドプロピルベタイン」などが上位に来ているものを選ぶのが安心です。



まとめ:今日から裏面を見て「自分の正解」を見つけよう


シャンプー選びは、勘やイメージではなくロジックと成分知識で行う時代です。

この知識を使えば、あなたはもう広告や口コミに惑わされることはありません。今すぐお風呂場へ行き、ご自身のシャンプーの裏面を見てみましょう。



【​執筆者略歴】

  • 才野 栄治

  • 1969年6月広島県生まれ

  • 1985年美容師に3店店舗で経験

  • 2000年4月神戸元町にhair design Ray'zをオープン

  • 2012年2月三宮に移転、くせ毛に特化したサロンに

【資格・実績】

  • 美容師免許

  • 管理美容師免許

  • 美容師歴40年

  • ​延べ10万人を担当

  • 講師活動、延べ1.000人を指導

  • TV出演、雑誌掲載多数

  • 受賞経験、カットコンテスト入賞など





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