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その髪質改善、実は逆効果?くせ毛を活かすつもりが「広がり」を招くNGケア5選

  • 執筆者の写真: 才野 栄治
    才野 栄治
  • 2025年12月24日
  • 読了時間: 4分

「くせ毛を活かして、パーマのようなお洒落なヘアスタイルを楽しみたい」 そう思って始めたヘアケアや美容室でのメニューが逆に**「広がり」「パサつき」**を悪化させていませんか?


初めて、当サロンにご来店のお客様にも多いですが。世の中で「髪質改善やトリートメント」と呼ばれているものの中には、くせ毛を活かしたい人には向かない施術や、勘違いしやすいNGなサロンケア・ホームケアが存在します。


この記事では、良かれと思ってやっているけれど、実はくせ毛を扱いづらくさせている「5つのNG行動」と、本当にくせ毛を活かすための正解ルートを解説します。



くせ毛を活かすための「髪質改善」とは?


まず大前提として、「くせ毛を活かす」ことと「くせを伸ばす(縮毛矯正)」とはゴールが違います。


  • 縮毛矯正のゴール: 薬と熱を使いボリュームを無くし、直毛にする。

  • くせ毛を活かすゴール: うねりは残しつつ、乾燥と広がりだけを抑える。


この「うねりは残す」という点が重要です。ここを無視したケアをしてしまうと、活かすどころか「ただの爆発した髪」になってしまいます。それでは、具体的なNGケアを見ていきましょう。




くせ毛を活かすつもりが「広がり」を招くNGケア5選


NG1. 「酸熱トリートメント」を繰り返し受ける

美容室で人気の「髪質改善(酸熱トリートメント)」ですが、くせ毛を活かしたい人が頻繁に繰り返すのは注意が必要です。

  • なぜNG? 酸熱トリートメントは、髪の内部結合を強固にする施術です。繰り返すことで髪が引き締まりすぎ、髪が硬くなったり、ピンとして柔らかいウェーブが出にくくなることがあります。

  • 正解は? 「くせ毛を活かしたい」と伝え、髪を固めずに水分量を上げる「水分補給型」のトリートメントや、くせの形状を整えるカットを選びましょう。


NG2. オイルの「つけすぎ」による油分過多

「広がるから」といって、重ためのヘアオイルを何プッシュもつけていませんか?

  • なぜNG? 油分でコーティングしすぎると、髪が水分(湿気)を吸うのを防ぐどころか、**「オイル毛(酸化した油でベタベタの状態)」**になり、シャンプーで落ちきらなくなります。結果、トリートメントが内部に入らず、内側が乾燥して余計に広がりやすくなります。

  • 正解は? オイルはあくまで表面の保護。まずは保水「ミスト」や「ミルク」などの水分を含むアイテムで、髪の内部を潤すことが先決です。


NG3. お風呂上がりの「自然乾燥」

「ドライヤーの熱は痛むから」と、自然乾燥や半乾きの状態で放置するのは、くせ毛にとって最悪のNG行動です。

  • なぜNG? 髪の水素結合は「乾く瞬間」に形が決まります。濡れたまま放置すると、キューティクルが開いたまま無秩序に乾くため、最もボリュームが出て、ツヤのない状態で固定されてしまいます。

  • 正解は? お風呂上がりは「ゴールデンタイム」。優しくタオルドライした後、すぐにドライヤーで根元から乾かし、必要な水分を閉じ込めながらカールを整えるのが鉄則です。


NG4. 乾いた髪への「ブラッシング」

朝起きて、広がっている髪を落ち着かせようと、乾いた状態でブラシをガシガシ通していませんか?

  • なぜNG? くせ毛の魅力である「束感(カール)」をブラシが解いてしまい、一本一本がバラバラになって空気を含み、余計に膨張します。ライオンのようになってしまう原因の多くはこれです。

  • 正解は? スタイリング時は、水やスタイリングミストで一度髪をしっかり濡らしてから、手ぐしか目の粗いコームで整えます。カールの束を壊さないように扱うのがポイントです。


NG5. 洗浄力が強すぎるシャンプーの使用

「髪質改善」を謳う高いトリートメントを使っていても、シャンプーが合っていなければ全て台無しです。

  • なぜNG? 市販の安価なシャンプーに多い「高級アルコール系(ラウレス硫酸など)」の洗浄成分は、くせ毛に必要な油分と水分まで奪い取ります。乾燥が進むと、くせ毛は湿気を吸おうとしてさらにうねり、広がります。

  • 正解は? 「アミノ酸系」や「ベタイン系」など、優しい洗浄成分のシャンプーに変えること。これだけでトリートメント以上の効果を感じることも少なくありません。



【まとめ】くせ毛を活かす「正しい髪質改善」の順序


くせ毛を活かして、広がりを抑えるための正しいステップは以下の通りです。


  1. 【洗う】 洗浄力の優しいシャンプーで、必要な潤いを残して洗う。

  2. 【補う】 オイルで潰すのではなく、水分(ミルク・ミスト)で内部を満たす。

  3. 【乾かす】 自然乾燥させず、夜のうちにキレイな形を作って乾かす。

  4. 【整える】 朝はブラッシングせず、スタイリング剤(バーム・ジェル・ムース・スタイリングオイル)で「束感」を再生する。



​【執筆者略歴】

  • 才野 栄治

  • 1969年6月広島県生まれ

  • 1985年美容師に3店店舗で経験

  • 2000年4月神戸元町にhair design Ray'zをオープン

  • 2012年2月三宮に移転、くせ毛に特化したサロンに

【資格・実績】

  • 美容師免許

  • 管理美容師免許

  • 美容師歴40年

  • ​延べ10万人を担当

  • 講師活動、延べ1.000人を指導

  • TV出演、雑誌掲載多数

  • 受賞経験、カットコンテスト入賞など



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