【くせ毛のヘアスタイルで大事な事】プロが教える、「かたち・質感・色」でくせ毛が生きる
- 才野 栄治

- 2025年11月11日
- 読了時間: 4分

くせ毛を「欠点から長所に変える」
「くせ毛だから広がる」「朝のセットが大変」「希望の髪型にならない」――。
多くの方が悩むくせ毛ですが、実はくせ毛が持つ自然な「動き」や「ボリューム」は、直毛には出せない大きな魅力で長所です。くせ毛は、扱い方とデザインのコツを知ることで、一気におしゃれで個性的なヘアスタイルへと変わります。
この**「くせ毛を活かすデザイン」に本当に必要なのは、ヘアデザインの3つの要素、「かたち」「質感」「色」**への理解です。
今回は、この3要素を**「くせ毛を生き生きと見せる」**視点から徹底解説します。
1:くせ毛を味方にする「かたち(フォルム)」の設計
くせ毛にとって「かたち(フォルム)」の設計は、ヘアスタイルを作るための最も重要な要素です。
重要なのは「メリハリのあるヘアスタイル」
くせ毛なので、レイヤーを入れるのはダメ、梳くのはダメと、言われたことがあるかと思いますが。この発想が間違えです。髪の重さで押さえこむ、髪の動きを出さないということは、ヘアスタイルを作ることを諦めた発想です。ヘアスタイルを作るためにはレイヤーも、梳くことも重要な要素です。
ボリュームが必要なところにはボリュームを出す。ボリュームがいらないところは、ボリュームを抑える。
広がるからと、やみくもにボリュームを抑えようとすると、ただのペタンコなヘアスタイルになります。
2:くせ毛の魅力を引き出す「質感(テクスチャー)」
くせ毛の多くは直毛に比べて水分を保ちにくく、パサつきやすくツヤがないという性質があります。この「パサつき」を抑え、**いかに「ツヤ感」**をプラスすることが、くせ毛を魅力に変える最大のカギです。
意識すべきポイント:保水・保湿とツヤ感スタイリング
徹底的な保水・保湿:
乾燥はくせを強くします。 シャンプー後の洗い流さないトリートメント(オイルやクリームなど)は、重めの保湿力があるものを選び、髪の内部に水分を閉じ込めましょう。
ツヤが出るスタイリング:
ツヤ感のでるスタイリング剤(ムース、ジェル、ウェット系のオイルなど)を揉み込むように使うことで、パサつきがちな毛束にまとまりとツヤを与えます。これにより、くせをウェーブやカールとしてデザインし、パーマをかけたような美しい質感に仕上がります。
失敗しないオーダーのコツ: 「くせを活かすパーマのような仕上がりにしたい」「ツヤツヤのウェット感でくせをまとめたい」など、スタイリング剤を含めた具体的な質感のイメージを伝えましょう。
3:くせ毛を軽やかに見せる「色(カラー)」
くせ毛は髪の表面が均一でないため、光が乱反射しやすく、直毛に比べてツヤが出にくいという特徴があります。ヘアカラーでこの印象をコントロールできます。
意識すべきポイント:透明感
透明感のある寒色系:
アッシュやマットなど、赤みを抑えた寒色系の色味は、髪に透明感と軽やかさを与えます。重くなりがちなボリューム感を和らげ、洗練された印象になります。
軽くなるからとハイライトは入れない
ハイライトはデザイン上は有効ですが、傷みやすいくせ毛の場合、ハイライトを行うと髪の毛がダメージによりパサパサで汚い感じになります。
本当に大事なこと: くせ毛は乾燥しやすく、カラーによるダメージを受けやすい傾向があります。美容師さんと相談し、トリートメントメニューとセットでカラーを行うことで、色持ちとツヤ感をキープしましょう。
【まとめ】
くせ毛をあなたの個性にするために
くせ毛を活かすヘアスタイルで本当に大事なことは、**「くせを伸ばすこと」ではなく、「くせを魅力的な動きとしてデザインすること」**です。
かたち: 広がりを抑え、ボリュームが必要なところにはボリュームを出す。ボリュームがいらないところは、ボリュームを抑え、メリハリのあるシルエットを作る。
質感: 保水・保湿を徹底し、ツヤ感のあるスタイリング剤でくせをカールとして生かすデザイン。
色: 透明感で動きと軽さを強調する。
これらの要素を意識して美容師さんに相談すれば、あなたのくせ毛はもうコンプレックスではありません。あなただけの最高の個性として輝き始めます。
【お知らせ】
当サロンでは、あなたのくせ毛を最大限に活かす、特別な技術・カウンセリングをご用意しています。ぜひ一度ご相談ください。
【執筆者略歴】
才野 栄治
1969年6月広島県生まれ
1985年美容師に3店店舗で経験
2000年4月神戸元町にhair design Ray'zをオープン
2012年2月三宮に移転、くせ毛に特化したサロンに
【資格・実績】
美容師免許
管理美容師免許
美容師歴40年
延べ10万人を担当
講師活動、延べ1.000人を指導
TV出演、雑誌掲載多数
受賞経験、カットコンテスト入賞など




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