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【神戸三宮のくせ毛専門家が解説】雨の日に髪が広がる・うねる本当の理由と、朝のスタイリングが1日キープする正しい対策法

執筆者の写真: 才野 栄治
才野 栄治
9月1日
読了時間: 6分


神戸・三ノ宮駅周辺で「くせ毛・髪質改善・白髪ぼかし」を専門とする美容室『Hair Design Rayz(レイズ)』のスタイリスト、才野です。


「せっかく朝に時間をかけてブローしたのに、家を出て駅に着く頃にはもうボサボサに広がってしまう」

「雨の日や湿気が多い日は、髪がうねってどうにもまとまらない」


雨の日の髪の広がりやうねりを抑える最大の解決策は、「無理にストレートに伸ばそうとせず、適切な水分と油分を与えて本来のくせを艶やかなウェーブとして生かすこと」です。


40代・50代を過ぎて「以前よりくせが強くなった」「髪がパサついて広がる」と感じているなら、それは年齢による髪質の変化(エイジング毛)が大きく関係しています。今回は、ストレートアイロンを使わずに、ご自身のくせを魅力的なスタイルへ変える朝のスタイリング法と、湿気に負けない髪作りのロジックを詳しく解説します。



雨の日にくせ毛が広がる・うねる本当の理由とは?


雨の日に髪が広がる根本的な理由は、「髪内部の水分バランスの乱れ」にあります。


くせ毛の湿気による広がりとは髪の内部にある「水分を吸いやすいタンパク質」と「水分を吸いにくいタンパク質」の分布が不均一な毛髪に、外気中の余分な湿気が入り込むことで、不揃いに膨張してうねりや膨らみが生じる現象のことです。


特に40代〜60代の大人世代の髪は、加齢に伴い髪の内部密度が低下し、水分を保つ脂質(CMCなど)が減少します。この状態のエイジング毛は、いわば「乾燥したスポンジ」のようなもの。乾いている髪ほど、雨の日の湿気を一気に吸い込んでしまい、コントロール不能な広がりを引き起こしてしまうのです。


つまり、「湿気を吸う隙間がないくらい、あらかじめ必要な水分と油分で満たしておくこと」が、雨の日対策の決定的な鍵になります。



「無理に伸ばす」から「生かす」へ!脱・縮毛矯正の選択肢


毎朝アイロンで一生懸命伸ばしても、空気中の湿気であっという間に元のうねりに戻ってしまった経験はありませんか?


湿気の多い日こそ、アイロンの熱ダメージを重ねるストレートセットから、くせの動きを味方につけるスタイリングへのシフトをおすすめしています。


比較項目

毎朝のアイロン・縮毛矯正

くせ毛を生かすウェーブスタイリング

雨の日の崩れにくさ

湿気を含むと元のうねりに戻りやすい

もともと動きを出しているため崩れが目立たない

髪への熱ダメージ

高熱(140〜180℃)による乾燥・パサつきの蓄積

アイロン不使用のため熱ダメージが極めて少ない

朝のセット時間

15〜30分(伸ばす手間がかかる)

5〜10分(揉み込んで自然乾燥させるだけ)

大人世代の相性

ボリュームが落ち、根元がペタンとしやすい

自然なふんわり感とボリューム感を維持できる

おすすめのヘアスタイル

直線的なボブ、ロング

くせを生かしたショートボブ、パーマ風ミディアム


当サロンでも、「年齢とともに白髪染めの頻度が増え、縮毛矯正のダメージに耐えられなくなってきた」という40代以降ののお客様が、思い切って脱・縮毛矯正を選び、くせを生かしたショートボブへ移行されるケースがとても増えています。



アイロン不要!雨の日も1日キープする朝のスタイリング4ステップ


ストレートアイロンを使わずに、くせ毛特有のパサつきを抑え、きれいな束感ウェーブを作る手順です。


1. 水スプレーで髪の中間〜毛先をしっかり湿らせる

寝起きの乾いた髪の上からオイルをつけても、くせは落ち着きません。まずは霧吹きを使い、髪の中間から毛先にかけて、水滴が滴らない程度にしっとりと濡らします。一度水素結合を緩め、くせ本来の自然なカールを呼び戻す工程です。


2. アウトバス用ミルクやクリームで水分と油分を補給

濡らした状態の髪に、水分と油分をバランスよく含んだヘアミルクや軽めのヘアクリームを中間〜毛先へしっかりなじませます。ここで髪の内側に潤いを行き渡らせることで、外からの湿気が入り込む余白をなくします。


3. ホールド力のあるスタイリング剤(ジェルやムース)を揉み込む

パサつきを防ぎ、カールを1日キープするために、水分量の多いヘアジェルや水分保持力の高いウェーブ用ムースを手のひらに伸ばし、下から上へ優しくクシャッと揉み込みます。表面だけでなく、内側の髪にも均一に行き渡らせるのがポイントです。


4. 触らずに自然乾燥(またはドライヤーの弱温風)

スタイリング剤をつけたら、乾くまで絶対に手ぐしを通したり触ったりしないことが鉄則です。乾く途中で触ってしまうと、束感がほどけて摩擦でパサパサの広がり毛に戻ってしまいます。自然乾燥させるか、ドライヤーを使う場合は弱風(あればディフューザーを使用)で優しく乾かします。完全に乾くと、湿気をブロックする保護膜が完成し、雨風に当たっても1日中きれいなウェーブが維持されます。



くせ毛スタイリングに関するよくある質問(Q&A)


Q. 雨の日、ヘアオイルをたっぷりつければ広がりは収まりますか?

A: オイルだけでは収まらないことがほとんどです。

ヘアオイルは主に油分のため、乾燥した髪に油分だけを重ねても内部のパサつきは解消されません。水分を抱え込む力がないため、時間の経過とともに湿気を吸って膨らんでしまいます。まずは「水分補給(水やミルク)」を行い、その上からスタイリング剤で蓋をするステップが必須です。


Q. くせを生かすと、ただの「手入れをしていないボサボサ髪」に見えませんか?

A: 適切な「カットライン」と「スタイリング剤のツヤ」があれば、上品なパーマスタイルに見えます。

くせ毛がボサボサに見える原因は、毛髪のツヤ不足です。くせ毛をキレイに生かすカットと、ジェルやバームでみずみずしいツヤを与えてあげれば、品のある大人のウェーブヘアに仕上がります。


Q. 髪質改善トリートメントをすれば、くせ毛は真っ直ぐになりますか?

A: 当サロンの髪質改善は、髪を真っ直ぐにする施術(縮毛矯正)ではありません。

髪質改善とは、ダメージや加齢によって空洞化した毛髪内部に必要な成分を補い、髪本来の強度やまとまりを取り戻すケアです。くせのうねりを消し去るのではなく、くせ毛特有のパサつきやゴワつきを緩和し、扱いやすい弾力のある髪質へと導きます。

雨の日の広がりを抑え込むことに疲れてしまったら、髪の持つ自然な動きを愛してあげるスタイリングへ舵を切ってみるのもひとつの方法です。


神戸・三宮のRayzでは、エイジング毛による髪のパサつきや、年齢とともに変化したくせ毛に悩む大人女性一人ひとりに合わせて、日々の扱いが楽になるカットと髪質改善メニュー、白髪を目立たせない白髪ぼかしカラーをご提案しています。ご自身の髪質に合ったスタイリング剤の選び方や揉み込み方のコツも、サロンで手取り足取り丁寧にお伝えしますので、ぜひお気軽にご相談ください。



【執筆者略歴】

  • 才野 栄治

  • 1969年6月広島県生まれ

  • 1985年美容師に3店店舗で経験

  • 2000年4月神戸元町にhair design Ray'zをオープン

  • 2012年2月三宮に移転、くせ毛に特化したサロンに

【資格・実績】

  • 美容師免許

  • 管理美容師免許

  • 美容師歴40年

  • ​延べ10万人を担当

  • 講師活動、延べ1.000人を指導

  • TV出演、雑誌掲載多数

  • 受賞経験、カットコンテスト入賞など

  • 著書発刊

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