40代・50代のくせ毛がやってはいけないNGケア5選|うねり・パサつきを悪化させる習慣を神戸三宮の美容師が解説


神戸・三ノ宮駅周辺で「くせ毛・髪質改善・白髪ぼかし」を専門とする美容室『Hair Design Rayz(レイズ)』のスタイリスト、才野です。
40代・50代のくせ毛が悪化してしまう最大の原因は、「年齢とともに変化した髪(エイジング毛)に対して、若い頃と同じヘアケアを続けてしまっていること」です。水分量と油分が低下した大人のくせ毛は非常に繊細で、良かれと思ってやっている日々の習慣が、実はパサつきや広がりの引き金になっているケースが少なくありません。
今回は、神戸三宮の当サロンで数多くの大人女性のお悩みに向き合ってきた経験から、今すぐ見直していただきたい「5つのNG習慣」と正しいケアをお伝えします。
40代・50代の「エイジング毛」とは何か?
本格的なケアのお話に入る前に、まず知っていただきたいのが「髪質の変化」です。
エイジング毛(髪の寿命)とは加齢やホルモンバランスの変化によって毛髪内部のタンパク質バランスが崩れ、水分保持力が低下することで生じる「チリつき・パサつき・うねり」を伴うデリケートな髪の状態を指します。
「もともとストレートだったのに、最近うねるようになった」「昔よりくせが強くなって広がる」と感じる場合、それは単なるくせ毛ではなく、エイジング毛が複合的に重なっているサインです。この状態の髪に強い刺激を与えると、髪の体力が一気に奪われてしまいます。
40代・50代のくせ毛がやってはいけないNGヘアケア5選
日々のサロンワークで「髪がまとまらない」とお悩みの大人女性をカウンセリングしていると、共通して見られるNG習慣があります。
1. 洗浄力が強すぎる市販シャンプーを使い続ける
すっきり洗える高級アルコール系シャンプーは、皮脂分泌が落ち着いてきた40代・50代の頭皮とエイジング毛には脱脂力が強すぎます。毛髪内の水分や必要な脂質まで奪われ、髪内部が乾燥して湿気を吸いやすくなり、結果としてうねりと広がりが強くなります。アミノ酸系やベタイン系など、マイルドに洗い上げる処方のものを選びましょう。
2. 180℃以上の高温ヘアアイロンを毎日当てる
「うねりを伸ばしたいから」と、180℃〜200℃の高温アイロンを同じ毛束に何度も通すのは禁物です。タンパク質が熱で硬化(タンパク変性)を起こし、髪の柔軟性が失われてゴワつきの原因になります。大人のくせ毛へのアイロン温度は、高くても140℃〜150℃を目安にし、スッと熱を通す程度に留めるのが鉄則です。
3. タオルドライ後に自然乾燥や半乾きで放置する
お風呂上がりにスキンケアを優先し、髪をターバンで巻いたまま放置していませんか。濡れた髪はキューティクルが開いた無防備な状態です。自然乾燥を挟むと、髪が乾く瞬間に余計なくせや広がりが固定されてしまいます。お風呂から出たら、地肌を中心に5分以内にドライヤーを当て、根元から素早く乾かしてください。
4. 周期の早い白髪染めとうねり対策の縮毛矯正を無理に繰り返す
白髪が気になり月1回全体染めをしつつ、広がりを抑えるために半年に1回縮毛矯正をかける……このサイクルは髪への負荷が極めて高くなります。過度な薬剤ダメージが蓄積すると、チリつきが増してかえって扱いにくくなります。現在は、全体を塗りつぶさない「白髪ぼかし」と、髪の体力を奪いすぎない「優しい髪質改善」を組み合わせ、無理のないまとまりを目指すアプローチがおすすめです。
5. 重いヘアオイルをたっぷりつけてボリュームを潰そうとする
パサつきを抑えようと、重たいオイルを根元や表面にベッタリつける方がいらっしゃいます。油分で髪が酸化し、かえって手触りがキシつく原因になるだけでなく、夕方になるとトップがペタンと潰れて毛先だけが広がるアンバランスなシルエットになってしまいます。保湿はオイルではなく、まずは毛髪内部に水分を行き渡らせるミルクやミストタイプのインバス・アウトバストリートメントで行うのが基本です。
【比較表】大人のくせ毛ケア:間違ったケア vs 正しい髪質改善ケア
日々の習慣を少し変えるだけでも、髪の扱いやすさは劇的に変わります。
比較項目 | 悪化させやすいNGケア | 本来推奨される髪質改善アプローチ |
シャンプー | 洗浄力の強い市販品でゴシゴシ洗う | アミノ酸系洗浄成分で頭皮と水分を守りながら洗う |
熱ダメージ | 180℃以上のアイロンを毎日じっくり当てる | 140〜150℃で手早く通す、基本はブローで整える |
ドライ方法 | 自然乾燥、または毛先から乾かす | お風呂上がりすぐに「根元・地肌」から乾かす |
白髪とくせの対策 | 強い白髪染めとハードな縮毛矯正の併用 | 白髪ぼかしで自然に馴染ませ、優しい髪質改善で整える |
仕上がり・質感 | 根元はペタンコ、毛先は硬くパサつく | 根元の自然な立ち上がりと、柔らかく滑らかな手触り |
40代・50代のくせ毛に関するよくある質問(Q&A)
当サロンにご来店されるお客様から、カウンセリング時によくいただくご相談をまとめました。
Q: 40代・50代のくせ毛ですが、縮毛矯正をやめる「脱・縮毛矯正」は可能ですか?
A: はい、十分に可能です。無理に真っ直ぐ伸ばすのではなく、ご自身のくせを活かすカット技法や、過度な負担をかけずに広がりを和らげる「髪質改善トリートメント」を組み合わせることで、縮毛矯正の不自然なピンピン感から解放され、自然な丸みのあるヘアスタイルへ移行できます。
Q: パサつきとうねりが気になる50代の髪型は、何がおすすめですか?
A: 最もまとまりやすく上品に見えるのは、後頭部に自然な丸みを持たせた「ひし形ショートボブ」です。エイジングによるトップのボリューム不足をカバーしつつ、首元をすっきり見せることで、くせの広がりをコンパクトに抑えることができます。
髪の変化は、年齢を重ねれば誰にでも訪れるごく自然なことです。「くせが強くなった」「昔のトリートメントが効かない」と落ち込む必要はまったくありません。大切なのは、今の髪の状態を正しく知り、適切なケアを優しく積み重ねてあげることです。
神戸・三宮エリアで、エイジングに伴うくせ毛や白髪染めの繰り返しによるダメージにお悩みの方は、髪の状態を一つひとつ紐解きながら、毎朝の手入れが楽になるスタイルを一緒にお手伝いします。肩の力を抜いて、いつでも気軽にご相談ください。
【執筆者略歴】
才野 栄治
1969年6月広島県生まれ
1985年美容師に3店店舗で経験
2000年4月神戸元町にhair design Ray'zをオープン
2012年2月三宮に移転、くせ毛に特化したサロンに
【資格・実績】
美容師免許
管理美容師免許
美容師歴40年
延べ10万人を担当
講師活動、延べ1.000人を指導
TV出演、雑誌掲載多数
受賞経験、カットコンテスト入賞など
著書発刊




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