10月は髪のケアを大切に!「秋の抜け毛」対策と「冬の乾燥」に備える集中ケア
- 才野 栄治

- 10月14日
- 読了時間: 4分

秋は夏の間に受けた紫外線ダメージの蓄積に加え、気温の低下とともに空気の乾燥が本格化し始める10月は、髪のトラブルが起こりやすい非常にデリケートな時期です。
今回は、この時期に特に気になる**「秋の抜け毛」のメカニズムと、これからやってくる「冬の乾燥」に負けない髪**を作るための集中ケアについてご紹介します。
【トラブル1】実は自然なこと?気になる「秋の抜け毛」のメカニズム
「秋になると、なんだか抜け毛が増えた気がする…」と感じる方は多いはず。これは、季節の変わり目に起こる自然な現象でもあります。
生物的なヘアサイクル: 人間の毛髪にも、動物の換毛期のようなサイクルがわずかに残っていると言われています。夏の間に成長期を終えた髪が、秋口に一気に休止期に入り、抜け落ちる傾向があります。
夏のダメージの影響: 強い紫外線や冷房による頭皮の乾燥、夏の疲れなど、夏場に受けたストレスやダメージの影響が、約2〜3ヶ月後のこの時期に抜け毛として現れることがあります。
【対策】 過度に心配する必要はありませんが、もし抜け毛が大量で続くようであれば、生活習慣や頭皮環境の改善が必要です。頭皮の血行促進と、栄養補給を意識しましょう。
【トラブル2】乾燥に備える!ツヤを奪う「秋のパサつき」
10月になり空気が乾燥し始めると、髪は外側からも内側からも水分を失いやすくなります。
水分蒸発の加速: 湿度が下がることで、髪の水分が外へ逃げやすくなります。
静電気の発生: 乾燥によって髪の水分量が減ると、摩擦で静電気が発生しやすくなり、髪の絡まりや広がり、さらなるダメージに繋がります。
【対策】 パサつきを放置すると、本格的な冬のダメージに繋がります。今すぐ**「保水」「保湿」**を意識して行いま
しょう。
10月に始めたい!「土台を整える」集中ケア
この時期のケアは、「頭皮環境を整えること」と「髪に潤いを蓄えること」の2つに焦点を当てましょう。
1. 頭皮のための血行促進マッサージ
抜け毛対策、そして健康な髪を育むための土台作りとして、頭皮の血行促進は必須です。
方法: シャンプー中や、専用の頭皮用ローションをつけた後、手の平で頭皮全体を優しく動かします。特に頭頂部や耳の上、首の付け根を意識してマッサージしましょう。
効果: 髪に栄養が届きやすくなり、健やかな髪の成長をサポートします。
2. 保水の為に「髪の化粧水」保湿の為に「オイル・ミルクケア」
乾燥が加速する前に、保水の為に髪にも化粧水を、また洗い流さないトリートメントは保湿力の高いオイルやミルクに切り替えましょう。
方法: タオルドライ後の頭皮・髪全体にまず化粧水で保水し、髪の中間から毛先にかけてしっかりと揉み込み、熱から保護しつつ潤いを閉じ込めます。
ポイント: 乾燥対策として、朝のスタイリング時にもスタイリング用のオイルを毛先になじませてあげると、静電気防止にもなり、一日中ツヤをキープできます。
3. サロンでのケアが最も効果的
ご自宅でのケアを底上げするために、この時期にサロンでのスペシャルケアをおすすめします。
ヘッドスパ: 血行を促進し、夏場の皮脂詰まりを解消することで、健康な髪が生える環境を整えます。(抜け毛対策)
システムトリートメント: 髪の内部に潤いと栄養をしっかりと補給し、乾燥しやすい冬に備えてダメージに強い髪を作ります。(乾燥・パサつき対策)
【まとめ】
10月のケアは、これからの季節の髪の運命を左右します。
「秋の抜け毛」を乗り切り、「冬の乾燥」に打ち勝つための**「頭皮マッサージ」と「徹底的な保水・保湿」**を、ぜひ今日から習慣にしてみてください。
【お知らせ】
当サロンでは、お客様の頭皮や髪の状態に合わせた最適なヘアケアプランをご提案しております。お気軽にご相談くださいね。
【執筆者略歴】
才野 栄治
1969年6月広島県生まれ
1985年美容師に3店店舗で経験
2000年4月神戸元町にhair design Ray'zをオープン
2012年2月三宮に移転、くせ毛に特化したサロンに
【資格・実績】
美容師免許
管理美容師免許
美容師歴40年
延べ10万人を担当
講師活動、延べ1.000人を指導
TV出演、雑誌掲載多数
受賞経験、カットコンテスト入賞など




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