あなたのくせ毛はどのタイプ?「4つの種類」を知って、髪のお悩みを解決しましょう!
- 才野 栄治

- 9月8日
- 読了時間: 4分

「朝起きると、髪がうねる広がる」 「雨の日は、髪がまとまらない」 「くせ毛は、みんな同じだと思っていませんか」
実は、くせ毛と一言で言っても、種類や原因は様々です。自分のくせ毛のタイプを知ることは、正しいお手入れ方法を見つけ、毎日のスタイリングを楽にするための第一歩。
今回は、代表的な4つのくせ毛の種類(混合毛もあります)と、それぞれの特徴、そしておすすめのお手入れ方法をご紹介します。
1. 波状毛(はじょうもう)
最も一般的なタイプのくせ毛です。濡れているときはくせが弱く見えますが、乾くとS字のように大きくうねり、広がってしまうのが特徴です。日本人で最も多いタイプで、髪が太くしっかりしていることが多いです。
主な悩み:
湿気で髪が広がりやすい
全体的にまとまりにくい
パサつきやすい
おすすめのお手入れ:
保水・保湿を徹底する:乾燥するとくせが強くなるため、保水・保湿力の高いシャンプーやトリートメントを使いましょう。
洗い流さないトリートメントを活用する:乾かす前にオイルやミルクをつけて髪に潤いを入れ、乾いた後もイルやミルクをもう一度つけて髪に潤いを閉じ込ましょう。
ドライヤーは根元から:根元から引っ張りながらしっかり乾かすことで、うねりを抑えられます。
2. 捻転毛(ねんてんもう)
髪の毛1本1本が、縄のようにねじれているのが特徴です。髪の太さが均一ではないため、手触りがゴワゴワザラザラしていることがあります。絡まりやすく、切れ毛になりやすいです。
主な悩み:
髪がゴワゴワして硬く感じる
ツヤが出にくい
髪が切れやすい
おすすめのお手入れ:
優しく丁寧に扱う:物理的な摩擦に弱いため、シャンプーやブラッシングは優しく行いましょう。
保水・保湿と保護を重視:トリートメントで髪の内部を保水・保湿し、ヘアオイルなどで表面をコーティングして摩擦から守りましょう。
熱ダメージを避ける:ヘアアイロンの使用はなるべく控え、使う場合も熱から髪を守るアイロン前のトリートメントを使い、アイロン後もヘアオイルなどで表面を保湿しましょう。
3. 連珠毛(れんじゅもう)
髪の毛1本1本が、数珠のように太い部分と細い部分が交互に連なっているのが特徴です。細い部分から切れやすく、髪が途中でプツンと切れてしまうことが多いタイプです。非常に珍しいくせ毛と言われています。
主な悩み:
髪が途中で切れてしまう
手触りがデコボコしている
アホ毛(短い髪)が多い
おすすめのお手入れ:
切れ毛対策を徹底する:髪に無理な力がかからないよう、丁寧に扱いましょう。
保水・保湿と補修ケア:髪の弱い部分を補うため、補修成分(ケラチンなど)が配合されたトリートメントで、髪の内部から強化し、髪の表面を保護しましょう。
摩擦を避ける:寝るときはシルクのナイトキャップを被るなど、摩擦から髪を守る工夫をする。
4. 縮毛(しゅくもう)
髪の毛が細かく縮れていて、チリチリとした状態になるのが特徴です。乾燥しやすく、非常に広がりやすいタイプです。他のくせ毛と比べて、髪の内部構造が大きく異なります。
主な悩み:
髪がチリチリしている
とにかく髪が広がる、まとまらない
パサつきがひどい
おすすめのお手入れ:
しっかりスタイリングする:根元から引っ張りながらしっかり乾かす。ヘアアイロンを適切に使う。
徹底的な保湿・保湿:乾燥が一番の大敵です。保湿・保湿力の高いシャンプーとトリートメント、そして洗い流さないトリートメントで、常に髪に潤いを補給し保護ましょう。
自然乾燥は避ける:ドライヤーでしっかり乾かして、キューティクルを閉じましょう。
【まとめ】
あなたのくせ毛はどのタイプでしたか? くせ毛の種類によって、最適なケア方法や似合うヘアスタイルは異なります。
自分の髪質を正しく理解し、それに合ったお手入れを続けることが、髪の悩みを解決する第一歩です。担当美容師に相談してみましょう。
【お知らせ】
当サロンでは、お客様のくせ毛の種類や髪の状態を丁寧にカウンセリングし、最適なヘアデザイン、サロンケア。自宅でケア方法やスタイリング方法をご提案しています。
【執筆者略歴】
才野 栄治
1969年6月広島県生まれ
1985年美容師に3店店舗で経験
2000年4月神戸元町にhair design Ray'zをオープン
2012年2月三宮に移転、くせ毛に特化したサロンに
【資格・実績】
美容師免許
管理美容師免許
美容師歴40年
延べ10万人を担当
講師活動、延べ1.000人を指導
TV出演、雑誌掲載多数
受賞経験、カットコンテスト入賞など




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